成人向け催眠小説 催眠屋







私は18歳の女子学生。
私の通う学校に今ある噂が流れた。
「町の何処かに催眠術を掛けてくる、店がある」
その噂には全く興味は無い振りをしていたが、店に行った事がある友人がとて
も気持ち良かったと言っていたので、内心結構興味があった。

友人と他愛ない話をして別れて帰宅していると、
「そこのお嬢さん、催眠に興味はありませんか?」
路地裏から聞こえてきた声に少し驚いたが、その声につられて路地裏に入って
いくと、そこには黒いテントの様な家があり、入口には「催眠屋」と書かれて
いた。
そのなかに入ると薄暗く、不気味な雰囲気を出していた。

「そこの椅子に座って聞いて下さい。
あなたは疲れを取る、安眠催眠をしましょう」
そして催眠がはじまった。
「あなたはお母さんの胎内に居た事を覚えてますか? 大半の人は覚えて無い
と思いますが、とても安らかな空間だったと思います。想像して下さい、あな
たは広い空間に居ます。とても広い空間なのですが、不安は感じません。その
空間に温かいお湯が注がれて来ました、そのお湯が空間を満たします。
ですが、全く苦しくありません。
それどころか、とても気持ちよく落ち着きます。
おや?何か聞こえて来ませんか?
トクン…トクン…と聞こえて来るはずです。
この音はお母さんの鼓動、ここはお母さんの胎内です。
この音を聞き続けていると、なんだか眠くなって来ませんか?
我慢する必要はありません、眠ってしまいましょう。
それではおやすみなさい…」

ふと目を覚ますと、家のベッドだった。
「何だったんだろう…とても気持ち良かったけど…」
その後、催眠屋があった場所に行ったがそこには何も無くなっていた。








































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